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「ニュルブルクリンク1000kmレース」
野田英樹&ステファン・ヨハンソン、 トラブルを乗り越え、7位完走を果たす。

LE MANS SERIES 1000 KM
Round: 第3戦
Date: 06年7月15日〜16日
Circuit: ドイツ ニュルブルクリンク

ルマン24時間レースへの道を開く、全日本スポーツカー耐久選手権「ジャパン ルマン チャレンジ」にHITOTSUYAMA RACINGのDUNLOP Zytek05Sで参戦中の野田英樹が、このたび英国、Zytek本社のワークスドライバーに抜擢され、7月15〜16日にドイツで開催される「ルマン チャレンジ シリーズ第3戦 ニュルブルクリンク1000kmレース」に参戦し、6時間の長丁場の中、出走44台中、7位完走を果たしました。

金曜日にサーキット入りし、チームと合流した野田は、シート合わせを済ませるとチームのデータを参考にサーキットを入念にチェック。
事前テストのない中、土曜日のフリー走行を2回こなし、ザイテック06Sのセットアップを進めました。
「日本で乗っているマシンと全然違いますね。重いし、止まらないけどパワーがある。ストレートの速さは、久しぶりに興奮しました(笑)」と野田英樹。
 予選は、マシンの経験があるステファン・ヨハンソンがアタックし、1分46秒123をマークして4番手をゲット。2列目、セカンドロウからのスタートとなりました。

決勝のスタートドライバーは野田英樹。
好スタートを切ったにもかかわらず、後方からパワーに勝るマシンにパスされ序盤は5番手でラップを重ねました。そして7周目の第一コーナーで、明らかにオーバースピードで突っ込んできた後続車が、ブレーキングミスで野田に追突。野田はその場でスピンし、さらにそのアクシデントでリヤタイヤがパンク。やむなくピットに戻ってタイヤ交換と燃料補給をしたのですが、なんとスターターモーターが破損し、エンジンが始動せず大幅にタイムロス。22番手までポジションを落としてしまいます。
しかし、そのアクシデントで闘争心に火がついた野田は、いきなりトップと同タイム以上のペースで周回を重ね、次々と前車をパス。ルーティンのピットインまでになんと6番手までポジション・アップ。しかし再びスターターのトラブルでエンジンが始動せず、大きくタイムロスし、28番手までドロップ。諦めることなく再び追い上げを開始した野田は、再びハイペースでラップを重ね、ベストラップを更新し続けます。
この時点でトレバー・フォスター監督は、作戦を変更し、ドライバー交代することなく野田で3スティント、約3時間半を走らせることにしました。
耐久レースを、まるでスプリントのように走る野田のザイテック06Sは、レースの折り返し時点で9番手まで浮上。ベテランのステファン・ヨハンソンにドライバー交代し、そのままチェッカーまでハイペースで走りきり、結局7番手でチェッカーを受けました。

●トレバー・フォスター(Zytek チーム代表)
「レース結果は残念だったが、内容的には満足できるものだった。マシンのポテンシャルの高さは証明できたし、ふたりのドライバーともに、最高の仕事をしてくれた。
ヒデキの最初のスピンは、まったくヒデキに非がないものだし、むしろミラーを見ながら冷静に避けてダメージを最小限にとどめたのは流石だと思う。
スターターのトラブルさえなければ、あのスピンがあったとしても2位にはなれたレースだった。次のドニントン戦では、必ず勝利の表彰台を狙うよ」

●野田英樹
「1000キロの耐久レースなのに、みんなまるでスプリントのような走りをするのに戸惑いましたが、ルマン24時間を戦うチームにとって、6時間はスプリントなのだと改めて気づかされたのが大きな収穫です。全力で走り続けて、ライバルと競う耐久レースというのは、すごく燃えるし、面白いですね。もちろん最初のアクシデントは残念だったし、スターター・トラブルも仕方がないとはいえ、悔しいです。優勝したペスカロロ・チームには届かなかったとしても、絶対に2位にはなれたレースでした。レース中、コース上では誰にも抜かれなかったし、久しぶりにレースをした充実感がありました。
個人的には、3スティントを走りきってピットに戻った時に、スタッフ全員がグッドジョブといいながら拍手をしてくれ、握手攻めにあったのが嬉しかったです。
チーム代表のトレバーも、オーナーのビル夫妻も、ぜひこれからも一緒にやろうと言ってくれました。レーシングドライバーとして、まずは納得のいく仕事ができたと思います。
今回、ザイテックワークスチームという素晴らしい環境の中で元F1ドライバーのステファン・ヨハンソンと共にレースに出場できたことは素晴らしい経験となりました。
次戦のドニントンでは、新たなパーツも投入される予定ですので、更なる期待をしていただければと思います。
 今回の参戦を応援してくれたヒトツヤマレーシングの皆様や、突然の挑戦にもかかわらず国内と同様に支援してくださった株式会社シスコ・アセット・マネージメント様、 株式会社栄光(栄光ゼミナール)様をはじめとする多くのスポンサー様、そしてファンの皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです」

ステファン・ヨハンソン
「レースの内容としては、満足できるものだった。勝てるレースだと思っていたが、なかなか思い通りにはいかないものだね(笑)。
ヒデキも僕もベストを尽くしたし、チームスタッフも最高の仕事をしてくれた。マシンもまだポテンシャルを100パーセント引き出しているわけではなく、セットアップの時間があれば、まだまだ速くなる。
ヒデキとは初めて組んだが、マシンに関するフィードバックがすごく似ていたし、ドライビングスタイルが似ていたのでとても仕事がしやすかった。
チャンスがあれば、ぜひもう一度一緒に組んで、次こそは優勝を狙いたいね」

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